新日本ドーム
1.4東京ドーム! チケットとってたのに痛恨の体調不良でテレ朝チャンネル&新日本プロレスWORLDで観戦でした(泣)。
うわぁぁーん、ケニー戴冠を期待してたのにぃー! 負けちゃった...。
しかし、ケニーはやはり素晴らしいし凄い。
オカダも凄かった。あんなにエグい攻撃をたくさん受けた上でしっかり最後は捻りを加えてのパイルドライバー。
46分も闘うなんて! チャンピオンの底力をみました。
危険な技をやりまくることが
「凄いプロレス」だとは思いませんし、試合が長ければ良いとも思いませんが、それでも今日の両選手には拍手!
二人の、共通の目的があったからこそ、やった意図や意義を感じるから。
オカダは、中邑退団後、何度も「新日本プロレスが一番」「世界よりも新日本」というような発言をしています。
そしてケニーも
WWEからのオファーを何度も断っていることを明かし
「そっち行かない」と言い切りました。その上で、自分が世界のトップだと。
二人とも「新日本にいるままで」自分が世界で一番、新日本のプロレスこそがトップだと、それを示したいという意味では、お互い同志で、同じ目標に向かっているわけで。
そんな二人の「どうだ!」「観てみろ!」という叫びが聞こえるような試合ぶりにはグッとくるものがありました。
正直、私の好みとしては、何度も録画をみたくなる試合ではありません。でも、昨年からの新日本を襲った危機があり、WWEの脅威を肌で感じた新日本のトップレスラーが、今日のような試合をした意地はカッコいいと思います。
オカダは、さすが新日本を背負っています。
そして、本当にケニーは素晴らしい。
危険な技の応酬と長時間の試合はかつての「四天王プロレス」を彷彿とさせました。
四天王プロレスについては、今の時代には賛否両論ありますし、当時も批判はありました。私も川田ファンであり何度も武道館に足を運びながらも「理想のプロレス」と感じてはいませんでした。
でもあの頃、SWSによる選手離脱の危機にあった全日本プロレスは、あの「凄いもの」をみせることによって生き延び繁栄しました。
その功罪、後に批判もありましたが
団体に危機があるとき、脅威が迫ったとき...
営業とかマーケティングとか様々な手段があるでしょうしそれも効を奏するわけですが
やはりプロレスは、プロレスラーは「身体をはる」という原始的な手段をとるんだと思います。それが正解でも不正解でも、どんな方向であってもやはり身体をはる、はってしまうプロレスラーは凄いと思います。(だから、永田、中西には格別な思いを持って昨年末の試合をみました。)
昨年の木谷オーナーの「2億円プロジェクト」の話でイメージされてしまうように、オカダにはなんだか「作られたチャンピオン」感が漂っていたこと(ケニーもそこを煽っていました)は否めません。
しかし、やっぱりさすがチャンピオンだな、レスラーだなぁー身体はるなぁ...と、
感激しました。
二人が、世界最高峰のレスラーであること、みせつける試合だったと思います。
試合の展開とか技の攻防とかプロレスを観る愉しさは色々あり
たしかに今日の試合は激しさや危険さやスリルを感じるものでしたが
そこよりも
二人の「新日本で一番を示す」という心意気がみえたようで、そんな気持ちや感情を勝手に考えられるのが好きです。
まぁ、ぜーんぶ勝手な私の想像とこじつけですが
勝手にあれこれ考えて勝手に感激したり感動するのが本当に楽しいです。
[追記]
メルツァーはこの試合になんと星6つつけましたね。
昔、四天王大好きでしたものねー。
※プロレスラーの方々には尊敬を込めて、敬称なしでリングネームをそのまま呼ばせて頂きます。お許しください。