ジャック・ブリスコ対ジャイアント・馬場

天龍引退試合をみてから、すっかりオカダカズチカファンとなり、プロレス熱がよみがえった。ここ数年、ドーム大会を観るだけだったのですが...

オカダカズチカのDVDを買い、ヘビーローテーションで試合を観る。3〜4年遅れでレインメーカーショックを味わう。ああ。リアルタイムで観たかった!

そうしていたら。たまらなく馬場の試合をまた観たくなった。
オカダはクラシカル...とどうやら言われているようだが

私が最初にみていた、なつかしの70年代全日本プロレスのガイジンの試合を思い出す。

そして。彷彿させるのは馬場のチャンピオン感!
チャンピオンの、強い馬場が懐かしく、馬場DVDを観た。


私と同年代のプロレスファンは、ほとんどがタイガーマスクから入った新日本プロレスファン。
話していると、馬場への評価が低かったりする。

ときには。四天王プロレスファンには、馬場をバカにされてしまうときも...


そのたびに、本当に頭にくる!
私が物心ついて初めて観た馬場は、チャンピオンだった。
のちの、ファミリー軍団の「馬場さん」ではない。

世界でメインイベンターだった、日本人レスラー史上最高の格を持つ馬場。(これは誰も異論ないですよね? 圧倒的な格!)格好よかった!

ジャック・ブリスコからNWAベルトを奪ったときのことは今でも覚えており、もう一度観たい! と検索してみたら...DVDがあるではないか! 早速買っちゃいました!

馬場のキャリアにおいては、全盛期は過ぎていただろうと思います。力道山時代からみているうちのおじいちゃんは、猪木が追い越した? みたいなことを言っていて、
猪木派に傾いていったのを覚えています。アリ戦は大興奮だったし。

それでも。全盛期を知らない子どもの私にとっては、馬場は格好よかったなー!
32文ロケット砲! 当時でも凄かったですから、日プロ時代、観たかった...


ジャック・ブリスコ戦。あらためて観たら、なかなか素敵だった。当時は、馬場の敵のガイジンには興味なかったが、今みるとブリスコは素敵。

そして、やっぱり馬場は凄いなぁ〜。

身体の割に腕は細くはみえるのですが、腿が太くてガッシリしていて、あの身長なのに動く、動く!
さすが、元巨人軍という選ばれたアスリートの運動神経!


PWFとNWAの違いとかなんて、もちろんその頃幼稚園児の私にはわかりませんでしたが(PWF会長ロード・ブレアースはわかっていた。子どもにありがちな、電車や、怪獣博士...みたいな...プロレス博士だったかも)

あらためて、NWAチャンピオンになった馬場とは凄いと感動。

実況で「バディ・ロジャースには6回挑戦!」とか言われるのですが
バディ・ロジャースとベルトを争ってるって!
馬場はバディ・ロジャースを理想のレスラーと言っていましたが

プロレスの教科書があるなら。間違いなく「ここはテストに出ますよ〜」であろうバディ・ロジャース
そして、ルー・テーズともベルトをかけて戦いました。
本当に信じられないような凄い格!

それでも、とれなかったNWAのベルトです(一瞬アメリカで、巻いたそうですが)

ジャック・ブリスコから奪ったとき
めちゃくちゃ嬉しそうだったんですよね。
あの馬場の万歳、記憶にありながら何の試合だったかおぼろげでしたが...
これだったか。

それは、嬉しかったでしょうね。

「世界の」ジャイアント馬場
馬場派、猪木派いたりして、とにきは新日本プロレスファンからは批判されたりしましたが
やはり馬場は偉大。

世界で、今でも続くプロレスに脈々と流れる「本流」を体現したのは馬場ですからね。
それゆえ、後に「王道」と呼ばれたのでしょう。
まさに、まんまん中のチャンピオンロード。世界規格。

猪木も大好きですし、凄いけど。

馬場と猪木について語り出すと止まらなくなるので...

とりあえず、馬場はやっぱり凄いなということと

ジャック・ブリスコは、子どものときに持った印象とは(もちろん、ですが)違い、
格好よかったですね。


それから、

三本勝負のタイトルマッチ、三本勝負ならではの攻防、また観たい!


※私は、レスラーの方には尊敬を込めて、リングネームをそのまま呼ばせて頂いております。お許しください。なんだか「馬場さん」って、イメージが違ってしまうので...