中邑真輔壮行試合
新日本プロレスworld(動画配信サイト)にて、昨日中邑真輔壮行試合をみた。
物凄い盛り上がり。物凄い声援。
まさか、彼がここまでの声援をうけるレスラーになるなんて。
棚橋も、あんなにせせら笑いをされながら、本当によくやったと、棚橋に対しても「こんな日がくるなんて...」と感動しながら最近の新日本プロレスの成功をみているが
同じ「どん底」を味わったレスラーとしては中邑に対してのほうが感情移入してしまう。
中邑ほど、恵まれ、チャンスを与えられたルーキーはこれまでも、この先もないであろうし、中邑ほど、身の丈にあわないベルトを巻きブーイングを浴びたチャンピオンはいないだろう。
そして、自身のバックグラウンドのせいか時代のせいか、彼は総合にかり出され...
猪木の「ストロングスタイル」と闘い、悩み、翻弄された最後のレスラーが、中邑真輔であるだろう。
懐に刀を持つこと(それをみせること)がプロレスだという、新日本プロレスにおいて、そこを闘ってきた、苦しんだレスラーにはなんだか同情...とまではいかないが、応援したい気持ちになる。それが良い悪いではなく、そこと闘った経験のあるなしは違うと感じる。(たとえば、永田選手は特に応援していたレスラーだったわけではないけれど...白目式腕固めにはいつも最大の拍手をおくりたくなっちゃうんだ!)
中邑は、今後誰もたどらないようなあんな道を歩み、まさかの、唯一無二の存在として、すでに世界ではカリスマ的人気となっている。
プロレスとは...プロレスラーって凄い。
あんなに嫌われたレスラーが、あんなに熱狂をよぶ。
プロレスラーは、凄い。
世界ですでに人気の中邑が更なる高みに登っても、驚きはない。
なんだか偉そうな感想で、ごめんなさい!なのだが
ああ..よくぞここまで...とおばちゃんは泣きました。
「一番すげえのはプロレスなんだよ!」
この言葉を。最初は、みんなわらった。
でも、その言葉に、今みんな熱狂とともに泣く。
繰り返しまた言うけど、
プロレスラーは、凄いです。
※私は、プロレスラーの方には尊敬をこめて、敬称なしで呼ばせて頂いております。お許しください。