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今朝も五時半頃に父の部屋に行く。
ここのところ、明け方に覚醒していたが、今日は眠っていて、七時にヘルパーさんが来たときもなかなか目覚めない。
お年寄りは、天候に随分左右されると聞く。
朝からジメジメして急に寒いし、調子が出ないのも仕方がないのかも。
今日は理学療法士の方がいらしてリハビリの日。
ベッドに腰かけた姿勢をとって、首や背中を伸ばす。
どうやら気持ちが良かったようで、表情がやわらいでいた。
父は、脚に拘縮がみられるものの、腕や肩はやわらかい。
もしかしたら、五十肩の人とかより腕があがるかも。
腕や脚を伸ばしてもらったが、嫌がるそぶりはない。
嫌な場合は歯ぎしりが始まり額に青筋が立つのだが、それもなくリラックス。
リハビリは、絶対にやらなくてはならないことではないし、正直お金がかかることだから考えてしまう面もあるのだが…
父も気持ちよさそうだし、内臓の動きにも良い作用があるのかな…と思うので、今の状態なら続けたいところ。
恥ずかしながら、我が家の経済状況は、不況のあおりもあり、下降の一途。
でも、父にはなるべくできる限りのことはしたい。
私は一人暮らし時代、フリーアナウンサーとして一本立ちできるまでは、散々貧乏レシピを駆使して節約生活で暮らしたので、今その技を発揮しているところである。
まぁ、節約しながらなんとか、父の介護の費用は捻出できているのは有難いこと。
だからこそ在宅でもヘルパーさんをお願いしながら家族の負担を少なくやっていけているが
介護の費用を抑えるためにはその分、家族が頑張らねばならないし、頑張りつつ稼ぐためには体力を消耗するわけで…
介護についての国の方針は
「施設から在宅へ」という流れになっているそうだが、それによって苦しくなってしまう介護者も多いかと思う。
その一方で、高級介護施設が近所に建設中だったりする。
チラシがポストに入っていたが、一流ホテルと見紛うくらいの豪華内装のようだ。
コロコロと変わる介護に関する国の制度だが
私の世代が年をとった頃にははたして、どうなっているのか?
私のような収入の少ない独身者は、どうなっちゃうんだろ…
男女ともに増えている
「おひとりさま」の老後が心配。
いや、裕福なら介護付きマンションとかあるから良いんだけど。
私は切実に、早死にしたいと願っている次第だ。