今日の朝六時頃父の部屋に行ったら、父は丁度目をさましていて、部屋を見回しているところだった。


父の職業は絵描きなのだが、そのアトリエにベッドを置き、ベッドから見える位置には何点か父の作品が飾ってある。


長年、一日の大半を過ごしていた部屋だとわかったのだろうか。
嬉しそうな顔をしていた。


そして
「お父さん、おはよう!」
と声をかけると

「おはよ」

との答えが帰ってきてびっくり!


最近は「はい、はい」などとは言うものの、
「挨拶」が交わされたことはとんとなかったので…。
なんだかキュンとした。


さて、昨日の日記に書いた父の「現金」な様子だが…
素敵な介護士の女性、Mさんが声がけをすると、やはり素直に口を開けて水分を摂取する。
なんというか、わかりやすいヒトである。


今日は母が
「お父さん」
とか
「パパ〜」
と声をかけたら、思いっきりスルー。


しかしためしに声色を使い
「籠籠(名前)さ〜ん!」
と呼んでみたら…

「はいっ!」

である。


なんという外面のよさ!

でも、ゲンキンさはゲンキということで!



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