IWGP、なんとフルタイム!


今日の大阪城ホール、ケニーの初戴冠を願って生中継をみていましたが…

なんと! フルタイムドローの決着に!


「世界中がまた観たいって言ってるぞ」
というオカダの指名でのオカダ、ケニー再戦。
1.4を越えるって、並大抵のことではないだろうし、あれだけの話題となった試合をやった二人は果たしてどんな闘いをみせるのか?

正直、ハードル高い…あれを越えられるのか、ちょっと心配してしまったりしたのだけれど…。

そんなことをこの二人に思うとは、失礼でした。ごめんなさい!
(私、これまでもオカダにごめんなさい! って何度かあったのに、また…
ごめんなさい!)
やはり、オカダの言うように、プロレスラーは超人でした。


今日はセミも大変な盛り上がり。
内藤のベルト破壊に対して怒りの棚橋か立ち上がる!
棚橋のヒーロー感は凄かった。髪型はベルばらっぽかったけど(笑)。正義の味方! というヒーローの雰囲気をここまで持っているレスラーって、なかなかいないと思います。内藤にはブーイング! 大阪でのブーイングについては以前色々言っていた内藤ですが、今日はしてやったりだったでしょうね。
たしかに、自分でよくコメントしているように「手のひらの上」なのでしょう。

試合前の舌戦も盛り上がり、二人の生き方、考え方の違いがぶつかり合う、かつての「イデオロギー闘争」というような闘い。
やっぱり、闘う理由がはっきりとしているものって面白い。ドロドロした感情のぶつかりあいは、これぞプロレス!


一方のメインは、1.4のあとにも書きましたが、オカダとケニーは所属しているユニットは違えど「世界で一番の試合を」という、高みを目指す上では同志のような二人にみえます。今日の試合で、さらに、その関係性はもう「絆」のようなものになったのではないかと思います。
フルタイムドローというと、この関係性を思い出すのが三沢、川田。
二人にしかわからない絆があっての試合なんだろうなと感じられたものでした。
そこには、ドロドロしたものではなく爽やかさも感じるけれど、その爽やかさも、これぞプロレス!
ただ、よっぽどの凄い試合でないと…試合後握手! なんてなっても、プロレスファンは喜ばなかったり(笑)。
今日は、本当に凄かった。


オカダにとって、ケニーは初めて「ライバル」といえる存在でしょう。
どんなに強くても、ライバルのいないプロレスラーは感情移入がしづらいものです。他のスポーツでもそうですよね。江川と西本とか(古い…)。
そして、ライバルが、お互いだけが知る世界をみせてくれるのは嬉しい。


セミとメイン、タイプが違うもので、どちらもプロレスならではの凄い闘いだった大阪城ホール。大満足な大会でした。会場に行った方が羨ましい!


ケニー戴冠のときは、絶対生観戦したい!


それから…椅子を手にしても、一瞬迷いながらも…決して悪の道へ走らなかったウォーマシンのベルト奪還も観たい!


※選手の方々には尊敬を込めて、敬称略で呼ばせて頂きます。お許しください。