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今日は朝の薬はなんとか飲めたものの、なかなか目覚めて飲むことができない父。
十二時頃仕事に行く前に、眠っている父に
「行ってきます」と声を掛けて様子をみていたら、やっと目を開けた。
私を見て、ちゃんと頷き微笑んだので
兄を呼んで後を託し、私は仕事へ。
あの後、どうだったのだろう? と心配しながら十一時帰宅すると
母が明るい顔をしていた。
今日は、水分も栄養(エンシュアやラコール)も摂れたそうで、頑張った父はスヤスヤ眠っていた。
覚醒する時間は短かったそうだが、起きたときには飲めたという。
ホッとした。
どうやら、二日間眠ってばかりの時があっても、その後は目覚めるのがこれまでのパターン。
三日も四日も眠り続けることは、今のところはない。
あんまり心配しすぎないように、ゆったりと構えなくては。
いつもそうは思うが、一喜一憂してしまう。
でもまだまだ「喜」があるのだから、本当に幸せだと思う。
今日は私の「行ってきます」に応えてもらって、凄く嬉しかった。
父は絵描きなので、常に家にいたから
子どもの頃から父には
「行ってらっしゃい」
ではなく
「行ってまいります」を言っていた。
そして帰宅すれば父に
「ただいま〜」を言う。
今、一人暮らしを経て久々に
父に「行ってきます」
「ただいま」
を言う日々。
そして、父がいるのは、昔と同じくアトリエ。
それが嬉しく幸せだ。