はじめましてなのでプロレス

ブログを開設して、さて、どうしよう、と困った…。とりあえず、自己紹介もかねて、自分の趣味について語ってみようと思う。
一応自分の名前や職業を明かしているが、私のことなど誰も知りたくなんてないだろうから、書いてどうする? とも思います。
でも、書いてみたら、同好の士と交流できるかもしれない。



私には、趣味というものをがいくつかあるが、まず、生まれて初めて持った趣味といえるものは、プロレス観戦だと思う。


私が高校生の時に他界した祖父が、力道山時代からの大のプロレスファンであった影響だ。

祖父は街頭テレビの時代に、プロレスみたさにテレビを購入してしまったという強者だ。家庭用ビデオデッキがまだ普及していなかった頃にも、発売されるやいなや、これもまたプロレスのためにいち早く購入して家族を当惑させたようだ。
もしも存命であるならば、祖父はブルーレイなどの登場とともに最新型の機器を揃えたに違いないのだが…
祖父亡き今、我が家ではDVD録画すらできない環境だ。録画はVHSテープ。物は大切に!


さて、そんなプロレス野郎の祖父の膝の上で、物心ついた頃からプロレス英才教育を受けた私は、立派なプロレス野郎(女だけど)としてすくすくと育っていった。

中学生のときに、卒業式の在校生総代に選んで頂いたときには、送辞で猪木の話をして母に叱られたり、国語で自由作文を書かされるたびに「プロレスとは人生の縮図である」などの自己満足文を書いて「何をいいたいのかわかりません…」などの先生のコメントを頂戴していた。


大学生になると、合コンでプロレスファンというと男子にドン引きされることを学んだため、プロレスファンであることを公言しなくなったのだが…数年後にはそんな自分を恥じたものだ。そんな奴は、プロレスファンとして最低だ!
ミズーリ川に身を投げるべきである!


自分の振る舞いについて反省して以来、私はどんな場でも堂々と、趣味はプロレス観戦! と明かすことにしている。


残念ながら女性があまりにプロレスファンだと「プッ」という反応をされたり、変わり者扱いされたり、はたまた男性の裸好きだとかマッチョ好みという的外れなことをいわれたりして不愉快なことが少なくないのだが…

プロレスファンと公言して良かったこともある。


実は、私がフリーアナウンサーとして初めての仕事を得たのは、プロレス観戦が趣味だと話したおかげであるのだ。
といっても、プロレスの仕事ではなく、競輪だったのだが。採用の面接をなさったとある事務所の方が相当なプロレスファンで、一応喋りのテストもされたが、ほとんどプロレス話で盛り上がっていた。


「客席に乱入したブッチャーのフォークが刺さった痕があるんだよ! ほら、ここ!」
「おお、なんと素晴らしい! うらやましいです!」

といった会話に花が咲き、私は仕事を得ることができた。
「プロレスファンだから採用」
というわけでは必ずしもないだろうが…そんな話題にならなければ、打ち解けて話をすることも、興味を持って頂くこともなく、不採用となっていたと思う。


プロレスよ、ありがとう。愛してやまないものはいくつもあるが、プロレスとは一番長いお付き合い。

一生プロレスファンでいたい。


※私は、プロレスラーの名前については、尊敬をこめて、敬称なしでリングネームをそのまま呼ばせて頂きます。
ご理解ください。



※ぽけっとはてな、を使いこなせず解約して、パソコンから再登録にともない、転記しました。