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昨日入院となってしまった私だが、父の様子は昼間ものすごく元気だと聞いていたので、ホッとしていた。
訪問診療の先生に、これまで聞いたことがないくらいハッキリ大きな声で
「はい、こんにちは!」
とこたえたそうだし、血圧、脈拍などの数値もバッチリだったそうだ。
だから少し安心しての入院だったが…
夜、私の洗面具や着替えを持ってくるはずの兄が、面会時間を過ぎてもこない。
もしや…と思い電話すると、父が発熱したそう。
それでも、昨夜の兄の話では、そんなにひどくないだろうと思ったのだが…
今朝、病院に母から電話が。父の容態が悪いとのこと。
外出許可をとって、急いで帰宅する。
昨日、父は嘔吐もあったそうで、血圧も60を切っていたらしい。
訪問診療の先生の往診に立ち会ったが、心拍数が異常に高い。血圧が低いためだそうだ。
昨晩は、横浜に住む次兄が台風の中駆けつけ、一晩中付き添っていたそうで、もう、そういう段階なのだと、覚悟をしなくてはならないのだろうと思うのだが、奇跡がおきないかと願ってしまう。
台風などの低気圧は、お年寄りにはてきめんに響くそうで、梅雨を越えるのは大変なことだとは聞いていたが、こんなにまで激変するとは…。
私は熱があるし、早く治さなくてはならないので、午後一時には病院に帰った。
一番そばにいたいときにこんな状態だとは、本当に情けない。
母と兄の体調も心配だ。