久々に...新日本プロレス東京ドーム大会を観戦しました。
昨年、後楽園で本当に久しぶりに新日本を観戦したときにも思いましたが
客層が違う!
イマドキの若者が大勢いて、プロレスにまとわりつくアンダーグラウンド感があまりなく。
子どもの声援も多く聞こえてきたり。
ビックリしたのが
プロレス観戦すると必ず近くに誰かしらいる、マニアの「蘊蓄語り」「批評」が聞こえてこなかったこと。
まわりはみんな若者で、その皆さんはお約束ムーブメントを楽しんで、なおかつ選手たちに熱い声援を送っていました。
たぶん、そんな雰囲気に、マニアやオタクも遠慮しているのではないかしら。
今の新日本プロレスは、
いわゆる「活字プロレス」の時代を引きずったような、理屈を捏ね回したりイデオロギーや哲学を語るような、プロレスをネタにした「思考」みたいなものはいらない! というエンターテインメントであるのだろうと感じました。
よくプロレスファンの間でしたり顔で語られていた
「誰それはしょっぱい」とか、そんなこと、逆に口にするのが野暮に思えます。
思えば、週間プロレス創刊以前...というか、「U」以前はこんなふうに、ただただ、強いレスラーに、その技に一喜一憂していたように思います。
どちらが良い、悪いではないですが、今の新日本プロレスは、非常にうまくいっているのだなと感慨深いです。
私が最後にドーム大会観戦をしたのは2008年。
観客は熱い声援というよりかは、半笑いの掛け声も多く、子どもの必死の応援なんて目にすることはなく。
猪木現役時代の新日本プロレス黄金期からすると、プロレスとは衰退していくだけの、絶滅危惧種ともいえるジャンルのように感じていたものだけれど
今日のドーム大会を観ると、もしかしたら、新日本プロレス第二黄金期に突入しているのか? と、驚きとともに嬉しく思いました。
3階席上まで客席はびっしり。
グッズ売場も大盛況。
今の新日本の会長だか社長さんが
経営方針として、マニアに向かないようにしているようで。
経営方針、戦略で、ここまで客層が変わった上に観客増加とは...
おそれいりました。
これが新日本プロレスのみの集客ではなく
プロレス界全体として、ファン拡大に繋がればよいなと思います。