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今朝はなかなか目覚めない父。
スゴ技のヘルパーさんの技をもってしても、OS-1を75gほど飲むのが精一杯。
こんなときに仕事に行くのは気が引けるというか…不安になってしまうのだが、そこは切り替えなくてはいけないところ。
今日は訪問看護の看護士さんが、摘便(指で便を掻き出す)をしてくださったそうだ。
昨日とはうって変わってなかなか飲んだり食べたりできないことについては
「昨日頑張って疲れたのでしょう。そんな時もあります」
とのこと。
こちらも、ゆったりどーんと構えなくては…と、これまで何度も思ったが、いまだにオロオロしてしまう。
今日は昨日のようにゴクゴク飲んだりは難しかったが
お見舞いで頂いた桃を細かく刻んだものは、一口は食べてくれ
「美味しい?」
と訊ねたら
「うーん」
と満足そうに頷いてくれた。
眠ってばかりの父が、たまにパチッと目を開けたときを見計らって飲んだり食べたりしてもらうため、
時間があると父のそばの椅子に座って様子を伺う。
その時間に読書をするのが私の日々の愉しみ。
独り暮らしの気ままな生活の頃は月二十冊ペースで読んでいたが、さすがに今はそうはいかない。
たが、本を読んでいるときは至福の時間。
今は
NHKスペシャル取材班の
「未解決事件 グリコ・森永事件〜捜査員300人の証言」を読んでいる。
昨年のNHKスペシャルのグリコ・森永事件の番組も、先日のオウムのものも録画した。
見応えのあるドキュメンタリーだった。
グリコ・森永事件についてのこの本は、放送しきれなかった内容も含んでいる。
グリコ・森永事件は、多感な中学生の頃の事件だったせいか強烈な印象があり、いまだに気になって仕方がなく、関連書籍は、ほとんど読破しているかもしれないほど。
死ぬまでに、真相が知りたい。
NHKの取材要請を、江崎社長が断ったのが残念。
野次馬根性というか、下世話な好奇心が自分にあることは否定できなくて
そんな自分がイヤらしい奴だと自覚しつつ
でもどうしても、真相が知りたい。
- 作者: NHKスペシャル取材班
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