陸上自衛隊広報センター〜りっくんランド
本日は、陸上自衛隊広報センター「りっくんランド」に行ってきた。
ビバビバ「暴力装置」!
私は、勇ましい乗り物に興味を持っている。
きっかけは、福井晴敏さんの「亡国のイージス」を読んだことで、自衛隊の船を見てみたくなり、たまたま母のお友達の息子さんが海上自衛官だったことでお誘いをうけ、観艦式予行で護衛艦に乗ったのがきっかけだ。
そのとき、その船の番号と同じ数字の乗船者…ということで、プレゼントを頂いたり、なんと艦長さんの席に座らせて頂いたり、フラッシュをたかれたりする経験をした。
そんな経験をしてしまったせいか、単に
「ちょっと乗ってみたいわ〜」程度だった興味が
「自衛隊ってステキ(はぁ〜と)」
みたいなかんじになってしまった。
「亡国のイージス」を読んだとき、あまりに自衛隊のこと…階級やシステムがわからず(これは他の小説を読んで疑問を持ったときもそうなのだが)、自衛隊についてのノンフィクションの本を何冊か読んでみた。
結局「イージス」についてなど、理解できたわけではないのだが、それまで全く意識していなかった、国を護る方々への感謝は持つようになった。
そして、間近で目にした船やヘリコプターの迫力にワクワクし、もっと見てみたくなったのだ。
ちょっと、そんなのは不謹慎かな…と思うけれど。
さて「りっくんランド」。
本物のヘリコプターやら戦車が見られたのは嬉しかったのだけれど…
この施設は
「広報センター」である。陸上自衛隊の活動を、広く国民に知ってもらうための施設である、と思う。
それなのに…
どうやら、とってもマニア向け。
本日は、ヘリコプター体験搭乗があったのだが
ホームページでは「抽選」とあるだけ。
その抽選をうけるには、ネットやハガキなどではなく、現地「りっくんランド」にて事前に申し込まねばならないのだ。
現地まで行って申し込みをする一般人なんていないだろ! そんなんするの、マニアだけだろ!
朝霞駐屯地は、都心からそんなに不便ではないけれど、日曜日にはバスもないんだぞ!
体験搭乗などを通じて、自衛隊に親しみを持ってもらいたいなら、そんな狭き門な体験を募るなといいたい。
私と今日一緒に行った友人はともに、マニアではないながら、少なからず自衛隊に興味を持ち「りっくんランド」のホームページを閲覧し、現地に訪れた者である。
そんな、ある意味ファンな理解者でも、体験搭乗のしくみがわからないようなホームページなのが残念。
そして、我々程度のファンは、体験搭乗の申し込みのためだけに、もう一度りっくんランドを訪れようとは思わない。
事前に体験搭乗の申し込みをする人なんて、すでに自衛隊大好きっ子なわけだから、そういう人には広報活動をしてもたいした意味はないのでは?
現地での申し込みのみ…というのは、一体なぜなのだろうか?
ネットで募集などすると、偽名を使ったテロリストが混ざってくる危険性があるからか?
見た目からなにがしかを判断したいためか?
不思議だ。
この施設は、本当に「広報」をしたいのだろうか?
知らない人に知ってもらうというよりかは、マニアの、自衛隊を愛してくれる人に対するお返しの場なのかしら?
と思ってしまいました。
なんて、文句を書いてしまうのも、愛すればこそですよ。
ビバビバ「暴力装置」!
護ってくださって、ありがとう!
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