薄桜鬼(通常版)

薄桜鬼(通常版)

薄桜鬼 碧血録 第一巻 〈初回限定版〉 [DVD]

薄桜鬼 碧血録 第一巻 〈初回限定版〉 [DVD]

乙女ゲーム・オブ・ザ・イヤー2010が発表された。


一位は
ときめきメモリアル Girl's Side 3rd Story (DS)」。


ユーザー投票による人気では、一位がときメモ
二位が
「薄桜鬼 随想録 ポータブル(PSP)」。昨年の一位に続き、衰えぬ人気ぶり。

人気キャラクターベスト10では、一位の斎藤一、二位の沖田総司をはじめ、薄桜鬼シリーズのキャラクターが、またずらりと並んだ。
今年はテレビアニメも放送され、実に固い人気だ。
薄桜鬼はその世界に引き込まれる面白さがあるし、キャラクターが素敵(はぁと)。
私としては、人気キャラクターでは五位、鬼の副長、土方が一番のお気に入りだ。





モバイルゲームの人気ゲームベスト10は

1 位 幕末志士の恋愛事情 StyleWalker
2位 恋戦隊★LOVE&PEACE 株式会社エミック
3位 天下一戦国LOVERS 株式会社エミック
4位 執事たちの恋愛事情 StyleWalker
5位 恋人は専属SP 株式会社ボルテージ
6位 君とナイショの…今日から彼氏 株式会社ウインライト
7位 恋に落ちた★海賊王 株式会社ボルテージ
8位 いざ、出陣!恋戦 ジグノシステムジャパン株式会社
9位 トキメキ幻想★恋スル源平 ジグノシステムジャパン株式会社
10位 アブナイ☆恋の捜査室 ジグノシステムジャパン株式会社


となっている。
10位までのうち、全くプレイしたことがないゲームは
6位と9位のもの。まぁ、納得の順位ともいえるが
お気に入りゲームがランクインしていないのもなんだか悔しい。

そこで
私が山ほど今年プレイしたのは携帯モバイルゲームのほうなので…
私的乙女ゲーム・オブ・ザ・イヤー、ベスト5を決めてみたい。



一位 愛してプリンス スカイネットモバイル

童話好きで、自分でも物語を書いている主人公が、ある日鏡の中の童話の世界にはいりこんでしまう。そこで出会うシンデレラや白雪姫の王子様たちと、悪い魔女を倒すための冒険の旅が始まる…というお話。

主人公が、絶世の美女、というわけではなく、コンプレックスを持っているというのが共感できてよい。攻略キャラとのラブラブぶりを楽しむという乙女ゲーにしてはそんなにちやほやもされず、「この先、どうなるんだろう?」とストーリーを楽しむことができた。その中で、ちょっと切なくなったり、はらはらしたり…。ほとんどの乙女ゲーは、展開が読めるし、その水戸黄門的な安心感の中、出来レースを楽しむものであるが、このゲームはストーリー展開にわくわくできた。
同じような感想を抱いて感動した「ご主人様にKISS」と、シナリオライターが同じ方、都志見文太さん。それを後で知って、私はこの方の作品にはツボを押されるのだな〜と思った次第。
ただ、残念なのが、立ち絵やスチルが私の好みではないこと。それでも、ストーリーの面白さでそのそういったことは気にならなくなる作品だ。


二位 恋忍者 戦国絵巻 NTTソルマーレ

忍びを滅ぼそうとする信長を倒すため、伊賀、甲賀、風魔の忍びが団結! その象徴として、楠木の血をひく主人公が、忍びの結束の象徴として忍者達と関わることになる…というお話。

設定がとんでもないお話ではあるけれど、ところどころに史実がからめられたりはするし、なにより立ち絵が美麗。あと、それぞれのお話が切なく、キュンキュンするのがよい! 過去のつらい経験や、忍びとしての立場などからなかなか人を信じられなかったり、自分の幸せを求めることをあきらめてしまっているキャラが、主人公の素直さに心をひらいていく様が、甘さたっぷりに、しかし馬鹿らしくもない程度に綴られる。

NTTソルマーレは、他のゲームも好き。
ただ…更新が遅く、番外編や続編がなかなかでないのが残念だ。
「王子様・甘い楽園」も大好きだったのに、更新を待ちきれず解約したら、続編が! 相当悔しい。このゲームでは、珍しく40歳というキャラ(執事)が登場し、乙女ゲーにおいてはじめて私の実年齢より年上キャラというものを攻略できて非常に嬉しかったものだ!



三位 英雄★三国志VERS 株式会社エミック

蛮行を続ける董卓が勢力を強める中、国の行く末を憂う皇女である主人公が、英雄と行動をともにする…というお話。


三国志好きとしては、待ち望んでいたゲーム。人気の戦国LOVERSも素晴らしいので期待していた。
エミックの作品は、アンケート企画やサイトでみられるキャラのひとことなどが凝っていて、番外編や続編も多く楽しめる。
この三国志LOVERSに一番感激したのは立ち絵の格好良さ。幼さがなく、男…漢っぽい。絵師さんについて調べてみたところ、BL漫画を描いておられるらしく…納得(笑)。

ストーリーは、三国志の時系列的にはおかしかったりするところもあるが、三国志の世界から大幅に逸脱することもなく、許容範囲。


ただ…横山三国志ファンの私は、美麗な立ち絵に喜びつつも、違和感ありすぎで、困るときも。ゲームから三国志にはいった方なら、めちゃくちゃイケメンの趙雲にもなれておられるだろう…しかし、横山先生のドカベン趙雲が好きだった私はとまどってしまうのだ。ましてや張飛までイケメンなのだ! 困る…。
かといって、横山三国志の絵で乙女ゲーも困るであろうが。



四位 幕末志士の恋愛事情 StyleWaker


女子高生が、幕末にタイムスリップして幕末の志士たちと出会う…というお話。主人公は、女子高生のくせにあまりに歴史について無知だし、立ち絵もあんまり好みではないし…最初は解約しようと思ったゲーム。しかし、解約し忘れたのでもったいないからやってみよう、とプレイしてみたら、思いのほかハマってしまった。

ストーリーが面白く、攻略キャラとのやりとりが、萌えポイントをついてくるし、乙女ゲーにしてはめずらしく、相手の攻略キャラからの視点でも同時に物語りが綴られる。この、苦しい彼の胸のうちを知るのがたまらない。


シナリオライターのタケパンさんが途中から降りたことにより、ストーリーの雰囲気が変わったとネット上での批判もみられたが、私はタケパンさんが降りて以降の桂小五郎シナリオが好きだった。その場限りの優しさを良しとせず、先々を見据えて考えた行動をとるからこそ、それゆえに冷たいと誤解されてしまう桂のキャラは魅力的だった。


五位 いざ出陣! 恋戦


関が原直前の戦乱の世、ある小国のお姫様が父の命を受け、国の将来をどうするのか、誰についていくべきなのかを見極めるために旅にでる…というお話。

五位にしてしまったが、これは名作だ。乙女ゲーは、ハッピーエンド、バッドエンド、ノーマルエンドなどが用意されているが、このゲームのバッドエンド…史実結末は、史実を踏まえたストーリーで切なく、それがまた良い。攻略キャラや番外編も多いし、長く楽しめるゲーム。また、乙女ゲーの主人公は、「なんてアホなことを!」と驚愕するような、とんでもない行動をとったあげく攻略キャラが助けてくれたりして、イラっとすることが多いのだが、このゲームの主人公のお姫様は、控えめで賢い。素敵な女性なので安心できる。なぜにこの順位になってしまったかというと、絵が好みではないということだけ。実に綺麗な絵なのだけれど…。全体的に満足ながら、強烈に惹かれたキャラがいなかったということもあるか。しかしながら、ゲームとしては、穴がないというか、総合的に客観的に、凄いなーと思う。



以上、5点を選んでみた。
昨年一位の 「天下一★戦国LOVERS」
については割愛。モバイルゲームにおいては、鉄板の位置を築いているだろう。続編、番外編は「それもやるか!」と思うほど豊富。まだまだ解約できそうにない。



私の携帯には、乙女ゲーのキャラから
「姫、お守りいたします」とか
「愛しています」などのメールがじゃんじゃん来る。
消去してないので、絶対に携帯を落とすわけにはいかない。


薄桜鬼 随想録 ポータブル(通常版) - PSP

薄桜鬼 随想録 ポータブル(通常版) - PSP