アントニオ猪木お別れの会
アントニオ猪木お別れの会に行ってきました。
小学校の頃からの友と。彼女とは、スーパーストロングマシン選手、飯塚選手の引退式や、馬場選手のお別れの会にも一緒にいきました。思い出を共有している友と参加できるのは有り難かったです。
森元首相の弔辞から始まったセレモニー。
森さんはバッシングをうけることも多い方ですが、プロレスファンとしては親しみのわく方です。
サービス精神が旺盛で、かつてリングサイドで観戦中、
ヒールレスラーから煽られたときには
パイプ椅子を振り上げ応戦の構えをみせてくださったり! 会場をわかせていらっしゃいました。
そんな往年の力強いお姿とは違いお年をめされていて…
月日が過ぎたことを感じました。
続いて、藤波選手の弔辞。ドラゴンらしい、誠実な正直なお話しぶり。
「アントニオ猪木になりたくて」と繰り返し述べた言葉に涙がでました。
まさに、そうだったのだろう、とわかりすぎるから。
切なく尊い言葉として受け取りました。
そして、古舘伊知郎さんの弔辞は圧巻でした。
懐かしのアンドレ戦の名調子の実況から始まりました。
原稿も持たずに紡がれる流れるような言葉は
古舘さんの一人舞台。凄いものをみたなと思いました。
プロレスファンの祖父が「よく喋る男だなー!」と古舘さんの実況に涙を流して大笑いしていたことが懐かしく思い出されました。
私は、その祖父の膝の上で、物心ついたころからプロレスをみてきて
猪木さんを応援するのが当たり前の人生でした。
何か理由やきっかけがあったわけではありません。
物心ついたときにはもう、大好きで。
大好きが当たり前に約50年。子供が親を好きなことに理由がないように、理屈ではなく猪木さんが好きなのです(馬場さんに対してもそうでした)
だから今、辛いです。辛いですが、お別れをして
心の中で感謝を述べる機会があって
今日は行ってよかったです。
今日は猪木さんを偲んで、赤いストールを身に着けていきました。
そのせいか…
両国国技館を出るときに、TBSの取材をうけてしまいました(笑)。
でも…ニュースでは、ボツだっかも。
友達によると、あまりに堂々とインタビューを受け、台本があるかのようによどみなく喋っていて、仕込みの人のようだったと(笑)。
商売柄、やってしまいました…
普段は街頭インタビューとか固辞するのですが
猪木さんのお別れの会なら…と思って喋ったのにー!