アントニオ猪木、逝去

 

大好きなアントニオ猪木さんがお亡くなりになりました。

私はほんの一時期プロレス記者をしておりまして、お目にかかったことがあります。

 

初めての囲み取材のとき、他にビッグニュースがあったせいで、私と東スポさんのみが羽田空港で猪木さんを迎えました。

囲み取材って、特に自己紹介なんてしないものですが

記者が2人だけ、それも私は新顔で目立ってしまったので

「〇〇の山田です。今日から担当させていただきます。よろしくお願いいたします」とご挨拶したところ

 

アントニオ猪木です。よろしくお願いいたします」

と、気をつけの姿勢で頭をピシッと下げてくださり「頑張ってください」とお言葉をいただき驚愕しました。

ものすごく、お優しかったです。

 

同じように、初対面のとき

「〇〇です。よろしくお願いいたします」

と腰を折って頭を下げてくださったのが

誰もが知る武豊さん、地方競馬のレジェンド佐々木竹見さん

競輪界のグランドスラマー滝澤正光さん。

「○○です」なんて…

いえいえ!もちろん存じ上げてますのにー!えー!頭をお上げください!と驚きました。

 

一流を超えた、超一流のスーパースターって

その業界を背負っていらっしゃるからこその態度なのか、マスコミの末端にも気を配れる優しさ細やかさがあるから昇りつめられるのか…

「スター」ではなく「スーパースター」って凄いなーと感じました。

 

物心がついた頃から50年近く、ずーっと私に元気を与えてくださった猪木さん。

最大の感謝をして、数々の名勝負、名言をこれからも忘れないようにいたします。